
こんにちは!ノマドワーカーのゆきおです。^^
この記事では、
スイスを便利にお得に旅するためのチケット
Swiss Travel Pass(スイストラベルパス)の使い方・購入の仕方などを
僕自身の実体験を交えながら徹底解説していきます。
絵画のような美しい自然をストレスなく見て回るための
必須アイテムになるので是非参考にしてください。^^
この記事の目次
Swiss Travel Pass (スイストラベルパス)とは?
Swiss Travel Pass(スイストラベルパス)は、
一言でいうと、『外国人向けスイス国鉄の周遊券』です。
本来は、毎回乗車するたびに、
列車など交通機関のチケットを購入すべきなのですが、
このSwiss Travel Pass(スイストラベルパス)を持ってさえいれば、
有効期間内であれば、原則いつでもどこでも利用でき行きたい場所へ行ける
大変便利なツールです。
また、スマホを持っている方は
まずは、スイス国鉄のアプリをダウンロードしましょう。
これだけでも乗換案内を瞬時に表示してくれたり、
チケットもネット上で購入できるなど大変便利な機能が備わった必須アイテムです。
これについては、以下記事を参考にしてください。
Swiss Travel Pass(スイストラベルパス)を利用するメリット
スイストラベルパスを利用するメリットは大きく
以下3点あげられます。
- 有効期間中は乗り放題
- チケット購入のために窓口に並ばなくてすむ
- 列車だけでなく、トラムやバス、湖船にも使える
有効期間中は乗り放題
スイストラベルパスには、有効期間内であれば、
スイス国内の主たる路線で『乗り放題』です。
使用期間も5種類用意されていて、それぞれ
3日/4日/6日/8日/15日
となっており、旅行期間に応じて選択できます。
チケット購入のために窓口に並ばなくてすむ
駅構内は込んでいることが多く、
とくにチケット売り場は窓口が限られていて
自動券売機も基本ありません。
窓口は一人ひとり意外に時間がかかるものです。
限られた時間を節約する意味でも並ばなくてすむのは大助かりです。
列車だけでなく、トラムやバス、湖船にも使える
スイストラベルパスは、
列車だけでなく、湖船や主要90都市のトラム、バスにも使えます。
とくに、チューリッヒなど都市部のトラムは
路線数も多く、街を縦横無尽に走っているので、
まさに、『あなたの足』となってくれます。
間違って乗っても、数十分後には元に戻ってくれるので安心です。
スイスでは、『改札』が一切ないので
切符をもっていなくても乗車できてしまいます。
ただし、無銭乗車が発覚した場合、
容赦なく厳罰が課されるのでチケットは必ず購入しましょう。
また湖船の移動も便利です。
スイスは湖が非常に多いので、非常に重宝します。
ただし、湖によっては別途有料となる場所もあるので
その際はクレカなどで対応しましょう。
全国約500カ所で使えるミュージアムパスとして利用できるなど
ボーナス特典もあるので断然お得です!
Swiss Travel Pass(スイストラベルパス)の購入方法
まず、Swiss Travel Pass(スイストラベルパス)の購入は
とても簡単です。^^
そして超お得で便利なので強くお勧めします。
スイストラベルパスには、
いくつかの販売サイトがありますが、
金額や安心感から考えて、
迷わずスイス政府観光局のサイトから購入しましょう。
次の手順でチケットを購入します。
- ホーム画面
- 条件入力画面
- 入力内容確認画面
- 配送方法確認画面
- 個人情報入力画面
- 配送先住所入力画面
- 支払い方法指定画面
- カード情報入力画面
- チケット入手
1| ホーム画面
このURLをクリックすると次のような画面になります。
この画面を下にスクロールすると、
3種類の料金体系表が現れます。
▶料金(大人)・・・25歳以上
▶料金(ユース)・・・25歳未満
▶ファミリーカード・・・6~16歳(親と同伴が条件)
たとえば、大人(25歳以上)の場合の料金体系は次のようになっています。
ちなみに、『CHF』とは、スイスの通貨で、スイスフランといいます。
スイスはEUに加盟していないため、ユーロは原則使えません。
それぞれの日数は、連続する期間有効であることを意味しています。
また、1等車・2等車の金額も表示されています。
ちなみに、1等車両と2等車両は、次のように
番号が車両ごとに明記されているのでわかり易いです。
このページの数か所に次のような
『購入する』ボタンがあるのでまずクリックします。
2| 条件入力画面
すると条件選択画面に遷移します。
上記①~④にあなたの条件を入力し、⑤にチェックを入れます。
各欄について解説します。
①欄内をクリックすると次のようなカレンダーが現れるので
使用開始日を入力します。
②座席のクラスを選択します。
③使用期間を選択します。
④旅行する方の年齢レンジに応じた人数を+・ーボタンで表示します。
3| 入力内容確認画面
先ほど入力した内容が正しく反映されているか
念のため確認します。
間違えがなければ、右下の『チェックアウトに進む→』ボタンをクリックします。
4| 配送方法確認画面
チケットの配送方法選択画面となります。
配送方法は、
・プリント@ホームチケット
・郵送
の2択となりますが、『郵送』の場合は、有料となり時間もかかる一方、
『プリント@ホームチケット』は、eメールで瞬時に入手できるので
迷うことなくこの一択でしょう。
確認したら、右下の『配送方法を確認する→』ボタンをクリックします。
5| 個人情報入力画面
個人情報画面に変わります。
これはチケットの所持者を特定するためのものなので
正確に入力しましょう。
入力が完了したら、右下の『続ける』ボタンをクリックします。
6| 配送先住所入力画面
配送先住所入力画面ですが、
実際には、eメールでチケットを入手するので
eメールアドレスを入力します。
意外と入力ミスが多く、届かないケースが多いので慌てずに
正確に入力しましょう。
入力が完了したら、右下の『続ける』ボタンをクリックします。
7| 支払い方法指定画面
支払い方法指定の前に、予約情報が表示されているので
間違いがないか念のため確認しておきましょう。
この下に以下のような選択があります。
『フレックスオプションチケット』とは、
有効期間が始まる前日までであれば追加料金なしでキャンセルできるチケットです。
変更の可能性があるけど、先に予約しておきたい場合などは大変便利です。
この場合、表記の通り『CHF15』が追加されます。
必要な場合は、チェックを入れておきましょう。
ちなみに、もしここにチェックを入れずにぎりぎりになってキャンセルする場合、
次のように割高のキャンセル手数料がかかります。
・有効期間が始まる4日前:CHF60
・有効期間が始まる1~3日前:CHF60+合計金額の30%の料金
次に、支払いに使用するクレジットカードを選択します。
そして、一番したの3つの内容にすべてチェックを入れます。
入力完了したら、右下の『今すぐ購入→』ボタンをクリックします。
8| カード情報入力画面
最後にクレジットカード入力画面が現れるので
正確に入力します。
入力が完了したら、
一番下の赤い支払いボタンをクリックし決済が完了したら、
手続き終了となります。
9| チケット入手
上記までの手続きが終了すると
予め登録したeメールアドレスに
次のようなQRコード付きeチケットが添付されて届きます。
上記チケットのように、
有効期間や、座席クラス、パスポート番号、QRコードなどが記載されています。
実際に使用する際は、これをスマホで見せるか、
印刷したものを見せ、パスポートを同時に提示する流れとなります。
スマホ提示で十分ですが、
旅の途中、不意にスマホの電池が切れたりすることもあるため、
念のため1枚紙ペースでパスポートと一緒に保管しておくことをおすすめします。
Swiss Travel Pass(スイストラベルパス)なんでもQ&A
はじめて利用する方はいろいろと不安がつきもの。
僕自身の実体験を踏まえ、よくある疑問にお答えします
- スイストラベルパスはいつ購入したらいい?
- 一等席と二等席どっちがいい?
- 国境の越えてもつかえるの?
- どのくらい乗れば元が取れるの?
- 使えない区間はあるの?
- スイストラベルパスの有効期限は?
- スイストラベルパスは他にどんなことに使える?
- 車内で飲食はできる?
- 乗り継ぎ情報はどうしたらわかるの?
- 実際に電車はどうやって乗るの?
- 連続パスとフレキシブルパスの違いは?
--- 執筆中---
①スイストラベルパスはいつ購入したらいい?
スイストラベルチケットは、利用当日から1年先まで購入できます。
なので、慌てる必要はありません。
ですが、旅行が確定したらできるだけ日本で購入しておくことをおすすめします。
現地で購入するとなると、
旅の疲れ・緊張感、土地勘のなさで戸惑ったり、
窓口が込んでいたりすると無駄に時間を要してしまうことがあるからです。
②1等席と2等席どっちがいい?
ぼくはコスパからして2等席が断然おススメですが、
次のような点で判断すると良いでしょう。
▶1等席がおすすめな方
出典元:world-train-lab
・超ゆったりと優雅に座りたい方
通路はさんで横3列でシート幅が広く、前後もゆったりしています。
・とにかく静かな空間を好む方
列車によりますが、たいてい人が少なくとても寂しいくらいに静かです。
・電源が利用できることがある
1等席だと、コンセントプラグ(B/C型:日本のコンセントは変換プラグ等が必要)がついている場合があります。ただし、運行会社や列車のタイプよってまちまちです。
▶2等席がおすすめな方
・現地の人たちと仲良くなりたい方
スイス人は基本的に親切で明るい人が多いです。
たいてい片言の英語でも旅行客とわかると気さくに答えてくれるので
旅が楽しくなります。
・にぎやかな雰囲気が好きな方
1等席にくらべ、乗客が多く、入れ替わりも多いです。
誰もいない空間よりも多少にぎわいが欲しい方はおすすめです。
・コストを重視する方
交通費を抑えて、観光や食事にできるだけお金をかけたい方は
まあ、2等席で十分でしょう。
僕の場合、よほどの長距離列車でなければ
大きく変わらないので、僕の場合はからなず2等席にします。
③国境の越えてもつかえるの?
スイストラベルパスは、
あくまでスイス国内のみの利用が可能です。
もし、スイスから国外(ドイツやフランスなど)へ
移動する場合は、列車の中で精算をします。
国境付近に近づくと必ず駅員が回ってきますので
その際に手続きをします。
なお、クレジットカードが使えるので心配いりません。
④どのくらい乗れば元が取れるの?
スイストラベルパスは基本的に長距離移動する外国人旅行客に対する
お得なディスカウントチケットです。
切符をそのたびに購入するよりはかなり割安となっています。
具体的には、料金表の金額を日数で割り算すれば
一日当たりの金額がでてくるのでその金額より多くのれば元をとれたと言えます。
たとえば、
6日間チケットで2等席の場合は、
『359スイスフラン』かかります。
なので、一日あたり、約60スイスフランとなります。
このCHF60(60スイスフラン)で
どの程度の距離の移動が必要かというと、
大体チューリッヒ駅~ベルン駅(スイスの首都)往復+α
となります。(CHF25.5x2=CHF51)
距離的には、片道122kmなので往復で240km。
つまり、一日300km程度移動すれば十分にもとが取れる計算になります。
『300km』と聞くと、かなりある、と感じるでしょうが、
東京-名古屋で約342kmなのでそれほどの距離ではないと思います。
また、市内移動でのトラムやバスなどを乗り継いだりすることを考えると
十分に元がとれますね。^^
⑤使えない区間はあるの?
スイストラベルパスでは、国内のほとんどの路線で
列車・トラム・バス・湖船がのり放題です。
ただし、一部山岳交通や、ベルニナ・エクスプレスなどの
特別パノラマ車両では、そのままでは使えません。
それでも、スイストラベルパスを持っていると半額で利用できるなどの
メリットがあるので、利用価値は高いといえます。
⑥スイストラベルパスの有効期限は?
券面に記載されている有効日の利用可能時間は初日の深夜0時から最終日の朝5時までです。
⑦スイストラベルパスは他にどんなことに使える?
乗り物以外にも、全国約500か所の美術館・博物館も無料で利用できるのは
かなりお得といえるでしょう。
⑧車内で飲食はできる?
はい、問題ありません。
ただし、自分が持ち込んだ食べたものは持ち帰り、周りを汚さない
これは最低限のマナーというのが常識として意識されています。
まあ、当たり前のことですが。。。
また、インターシティ(IC)などの長距離路線では、
食堂車がありますので、これを利用するのも
旅の思い出としておススメします。^^
さらに、ほとんどの列車でも車内販売をしているので、軽食や
飲料などを購入することもできて大変便利です。^^
⑨乗り継ぎ情報はどうしたらわかるの?
せっかくスイストラベルパスを購入しても
乗り継ぎ情報に苦戦しては時間の無駄です。
迷わず、スイス連邦鉄道が運営するモバイルアプリSBBを
インストールしてサクサクっと乗り継ぎ手段を選択しましょう!
リアルタイムで更新されるので、超絶便利です。^^
SBBモバイルアプリのインストール方法と便利な使用方法については、
こちらの記事を参考にしてください。
⑪実際に電車はどうやって乗るの?
スイスの駅舎には、各ホームのプラットホーム番号が
下記のようにわかり易く表示されています。
また、タイムリー
⑫連続パスとフレキシブルパスの違いは?
連続パスは、文字通り指定した日数が連続して有効であるということ。
例えば、12月1日スタートの3日分のスイストラベルパスであれば、
12月1日、2日、3日と連続していることが条件となります。
一方で、フレキシブルパスは、有効日数が連続していなくても
かまいません。
つまり、12月1日から有効の3日券の場合、12月2日、5日、10日と
バラバラに使用しても問題ないということです。
ただし、有効期間は1カ月なので注意が必要です。
連続パスに比べ、やや割高になりますが、
それでも、旅のスケジュール上とびとびで乗り物を利用することが
わかっている場合は、大変便利といえます。
まとめ
いかがでしたか?
スイス連邦は、高度な交通網が張り巡らされているので、
移動には便利な周遊券、スイストラベルパス(Swiss Travel Pass)は
絶対に欠かせません。
是非、手に入れて移動ストレスのない旅行をお楽しみください!!^^
僕の記事では、SBBモバイルを使い倒す記事のほか、
ノマドワーカーならではの、スイス・リヒテンシュタイン旅記事も
紹介しているので旅の前に是非参考にしてください。^^