
こんにちは!ノマドワーカーのゆきおです^^
パンデミックもひと段落し
日本でもようやく海外渡航の制限もなくなり、
自由気ままな旅を続けております。
やっぱりマスクのいらない生活はストレスがなくていいですねえ...^^
今回の記事では、
これから中国を新幹線を初めて利用しようと考えている方にとって
あらかじめ知っておくと安心・便利な列車事情をお届けします。
僕自身が経験した内容なので、
とてもリアルに感じていただけるものと思います。^^
この記事の目次
中国新幹線を利用する前の不安・・・
僕もそうでしたが、
やはり海外の鉄道を利用するって、
便利なのはわかっているものの
いろいろ不安はつきものですよね^^;
- うまくチケットを購入できるか?
- 駅構内で迷わず改札できる?
- 定刻通りに発着するのか?
- 乗りたい列車が突然なくなることはないか?
- 外国人ならではの特別な準備は必要か?
- 中国新幹線の車内ってどうなっているのか?
- 中国新幹線は日本と比べて安全なのか?
- 車窓から見える景色はどんな感じか?
僕も初めて乗車する前は
同じような不安に駆られました。
実際、列車事情は各国により結構異なるものです。
例えば、スイスなどは比較的オンラインでチケット購入も容易で
比較的時間に厳格に運行されていますが、
ドイツなどでは、
出発時刻が大幅に遅れたり、
ときには、列車が運行を取りやめたりということも
よくあります。
でも、中国新幹線の場合、
管理鉄道会社は分かれているようですが
中国全土統一した管理システムのため、
わかってしまえば、とても便利です。
この記事では、
中国でも主要駅である2区間を例に
実際に僕が乗車してわかった新幹線事情をご紹介します。^^
なお、中国新幹線チケットの購入から乗車までのコツについて
ご興味のある方は、以下の記事をご参考ください。
<注意点!>
予約時の注意 中国新幹線はその価格と利便性から
常に人気が高く時間効率の良い列車は早めに埋まってしまうので
できれば遅くとも1~1.5か月前に予約しておくのが安全です。
春節や国慶節など長期休暇期間はさらに早めに予約ましょう!
半端ない込み具合なので。。。
南京南駅→上海虹橋駅を行く
まずは、南京から上海への移動シミュレーションです。
駅舎は非常に大きい建物なので、
駅まではタクシーか地下鉄などで移動するのが一般的です。
南京南駅舎に入る
最初にお伝えしておきますが、
中国の駅舎は、とにかくでかくて壮大です。^^
もちろん駅によって大小差はありますが、
日本の羽田空港の各ひとつのターミナル分はあると思います。
ちなみに、南京南駅はアジア最大の駅と言われており
敷地面積が70万㎡、建築総面積が45.8万㎡、
駅舎主体建築面積が28.15万㎡あります。
僕の感覚では、駅舎構内は500m x 200mm x 50m(高さ)はあると思います。
南京南駅に到着すると巨大な駅ビルの真下に
広~い入り口が待ち構えています。
そして中に入ると、
長いエレベータで上階へ上ります。
そして上り詰めると、
そこには広大な待合広場が広がっています。
また高い天井と奥行きの広さに圧倒されます。
さすが12億人の人口を持つ国だけありますね^^;
そして、自分の購入したチケットにある
改札番号(空港でいう”搭乗ゲート”)を探し、
付近で待ちます。
改札口前の待合コーナーはこんな感じです。↓
改札口からホームへ移動する
出発の15分~20分くらい前になると改札が始まります。
改札事情については、別の記事で詳しく説明しているのでご参考くだしい「^^
無事に改札が終わると流れに任せて、
エスカレーターなどでホームへ移動します。
すると眼下にたくさんのホームが目に飛び込んできます。
これもまた圧巻です。^^
僕の経験上、意外にも中国新幹線は定刻に発着しますので
改札に遅れさえしなければ、問題ありません。
ということで、慌てず自分の車両前に移動して到着を待ちます。
新幹線に乗車する
お伝えした通り、新幹線はたいてい定刻通りに到着します。
今回僕が乗車した列車は、
『復興号』で最高速度は350kmです。
自分の乗車する列車が到着すると
なんか安心すると同時にウキウキしてきます^^
日本の新幹線と同様に乗車してから
自分の予約した座席に移動します。
中国新幹線の車内の様子
車内は、日本の新幹線とだいたい同じ雰囲気です。
僕は一等座(=グリーン車)に乗車したので、
中通路をはさんで両方に2列ずつ席が並びます。
比較的ゆったりとしています。
ただし、ここで注意点が2つあります。
<注意点!>
1.キャリーケースを置けるスペースが小さい
実際こんな感じです。
何個も置けないため、
いっぱいになったときは、
上の写真の赤い丸の部分や
少し窮屈ですが、
自分の席の足元に置くしかありません。
ただし、席の上の棚は頑丈で広いスペースが確保されているので
そこに多少強引でもおいてしまうのもよいでしょう。
2.電源が少ない
原則座席の下側面にあるのですが、
一等座の場合、3~4席にひとつくらいしかありませんでした。
したがって、
携帯充電は持参し
予めフル充電しておくことをおすすめします。
おまけ・・・
一等座に乗るとこんなお菓子がついてきました^^
女性の鉄道職員が機械的に配ってくれたものですが、
それでもちょっとして”おもてなし”に
なんとなくホッとしました。^^
上海虹橋駅に到着
無事に上海虹橋駅へ到着!
こちらも定刻で到着しました。
下車すると、
やはり『中国最大の都市の駅(ターミナル)』
といった雰囲気を感じることができます。^^
南京~上海の距離感
南京南駅から上海虹橋駅までは、
約300kmあります。
日本でいうと東京-名古屋間程度あります。
新幹線ではタイプによって
1時間~1時間30分程度かかります。
上海虹橋駅→青島北駅を行く
次に上海から青島への移動シミュレーションです。
こちらは、距離にしてやく約700kmあり
時間も5-7時間程度かかる長丁場です。
距離的には東京-岡山間くらいあります。
上海虹橋駅は上海虹橋空港と連結されている
上海虹橋は駅と空港がつながっているので
海外旅行客にとってはとても便利です。
なので、もし上海に到着してから
他の都市を列車で移動するのであれば
上海浦東空港でなく、上海虹橋空港にすると断然ラクです。^^
上海虹橋駅の風景
中国最大の都市だけあり、
上海虹橋駅は常に人でごった返しています。
埋もれてしまいそうな人ごみの中、
本当に時間通り列車に乗れるか一瞬不安になりますが、
チケットの改札口番号さえ分かっていれば全く心配ありません。
ただし、南京の時と同様、
最低一時間前には到着するよう
常に余裕をもって行動しましょう!
ちなみに、僕は以前初めて杭州駅から新幹線に乗る際
チケット交換する窓口がなかなか見つからず一本遅れてしまった経験あります^^;
初めてであれば、やっぱりぎりぎりはNGです。
駅構内の入り口付近に
このような場所が目につきます。
これは自動券売機ですが、
中国国内の居住者用でIDカードがある場合のみ
使用できるものなので、スルーしましょう。
構内に入り、
簡単なセキュリティチェックを終えると
南京南駅と同様巨大な空間に圧倒されますが
落ち着いて自分のチケットに記載されている
改札番号の場所を確認しましょう。
いたるところに改札口番号は表示されているので
慌てなくてもすぐに見つかります。
上海虹橋駅構内での食事も充実している
改札口が見つかったら、
腹ごしらえをしましょう^^
さすが大都市、上海。
軽食を中心にいろんなお店が充実しています。
僕はスタバでコーヒーとサンドイッチを楽しみました。^^
それ以外にもお菓子や飲み物などの
自販機も充実していて、
すべてクレカやアリペイ・WeChatペイなど
キャッシュレスで購入可能です。^^
ちなみに中国では、
現金よりもスマホ決済がほとんどで
店によっては、現金払いを嫌う傾向にあるので
できれば渡航前にアリペイやWechatペイなどの設定をしておくことを
おすすめします。
15~20分まえから改札開始
出発の15~20分前から改札が始まります。
この点は南京南駅と事情は同じなので割愛させていただきます。
中国新幹線に乗車しいざ出発!
改札を終えたら
南京南と同様、エスカレータか階段で
ホームへ移動します。
中国新幹線内のアナウンスチャイムは
なぜか日本のJR東日本の駅のホームで使われているような
なじみ深い音楽がながれます。
乗車したらぜひ注意して聞いてみて下さい^^
ホームに降り立つと数分で
新幹線が到着します。
なんども御伝えしているとおり
ほぼ時間通りなのでこの点は
まったくストレスを感じません^^
今回乗車したのは、
D車両。
これは、『動車組(Dongchezhu)』のDをとってものです。
この車両の最高速度は『250km』で
南京南駅から乗車したG車両(最高速度350km)よりの
次に早い列車です。
ちなみに、Gは『高速動車組(GaosuDongchezhu』のイニシャルを
使ったものです。
今回も一等座(=グリーン席)なので
車内の様子は前回とほぼ同じです。
ただし、中国新幹線の車両内は
日本に比べると全体的に
ややにぎやかな印象です。
なので音が気になる方は、イヤフォンなどで耳栓した方がよいです。
もちろんさらに上の商務座(=グランクラス)で優雅に静かに
すごすのも良いですが、一等座の2倍の料金はちょっと考えちゃいますね^^;
ただし、二等座は、超ローカル文化を味わいたい方以外あまりおすすめしません。
子供が走り回ったり、子供を叱る親の声、行商人が大きな荷物を持ち込んでいたりと
結構騒々しかった経験があります。
中国新幹線の車窓から見える景色
中国新幹線の車窓から見える景色って
どんなものを想像しますか?
沿海部であれば、
日本よりも広い平野が続き、
田んぼが広がる...そんなイメージでしょうか?
あるいは、人口が多いので住宅地が果てしなくつづく景色を
想像されますか?
実際は、こんな感じです^^
出発して5分くらいは都心のイメージがまだ残ります。
ただし、10分くらいすると、とたんに
平原が広がってきます。
平原の中に住宅がポツンポツンと点在する、
そんな景色が続きます。
今回は上海から青島へ北上するコースなので、
30分くらいすると、長江(揚子江)の大河を越えます。
河口までまだ100kmくらいありますが、
ほとんど海の上といった壮観な長めです^^
長江を越えてまもなく到着する駅が
『南通西』駅です。
南通といえば、帝人など170社以上の日本企業が
進出する生産・流通の街で有名です。
上海に比較的近く広大な土地があるので
流通基地としてはピッタリの印象です。
中国新幹線 のどかな途中駅
南京南駅や上海虹橋駅などターミナル的な
駅以外もみな大き目な駅舎ですが、
地方駅はさすがに人もまばらですごくのどかな雰囲気です。
この後は、連雲港などいくつかの大きな駅を
通過しひたすら青島へ向け北進します。
その途中はほとんどが緑の平原が続きます。
時折、小さな街やマンションがあったり
平原の火力発電所や風力発電棟が突如出現したりと単調な
景色で、一寝入りしたくなるかもしれません^^;
でもせっかくの海外での列車の旅なので、
『世界の車窓から』のBGMを聴きながら
外を眺めるのもいいかもしれませんね^^
時折現れる林立する高層マンション群のある小都市
そして、約7時間後。。。
約27kmあると言われている
『青島膠州湾大橋』
が右手に見えてきたらまもなく青島北駅へ到着です^^
この大橋は、トンネル部分を含めると全長41.58kmあり
世界最長の大橋としてギネスに登録されています。
まとめ
今回は、これから中国新幹線での移動に
挑戦しようとする方への事前シミュレーションを
紹介しました。
僕自身が実際に大変したないようをリアルに
お伝えしたイメージをつかんでおけば
きっと安心して効率的に列車の旅を楽しめるはずです。
大きなポイントは
何度もお伝えした通り、
『時間的余裕を十分にもつこと』
につきます。
中国新幹線の具体的な購入方法や
使い方のコツについてはこちらの記事をご参考ください。
また、南京市内の今の様子についてはこちらもご参考ください。^^